社会人の課題である「怒り」と「伝え方」に焦点を当てた一冊をご紹介します。タイトルに「小学校教師のための言いかえ図鑑」とありますが、読んでみると教師だけでなく社会人全員に必要なテクニックだと感じました。
小学校教師のための言いかえ図鑑: アンガーマネジメントの手法をいかし、上手に叱る・伝えるテクニック
戸田 久実 (著)
こんな時、どう伝えればいいの?と思う内容の言いかえテクニックをアンガーマネジメントの視点で提案してくれています。具体的なアクションとして、
「怒りを感じたらその場でアンガーログに記録を残す」
「私たちが怒りを感じるのは、その人の中にある『べき』を破られてイラっとするから」
「怒りに点数をつける」
「心を落ち着かせる言葉を唱える」
など、ふつうの会社員でも役立つ内容がたくさん詰まっています。
私が一番「これいいね!」と思ったのは、新しい上司と元上司とで言うことが違う場合の伝え方。元上司の指示を言い訳のように伝えるのではなく、「過去はこのように指示されていたが、今後はやり方を変えたほうがいいですか?」と新上司の意向を確認する。その言いかえ方がスマートでいいと思いました。
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